箱根・丸岳を歩く    ’01.1.6

年明けの6日(土)あまりの好天に箱根に出かけてみた。富士山を拝むことが目的の一つであった。
車で箱根新道〜芦ノ湖スカイライン〜長男峠展望台
とドライブし、長尾峠展望台に駐車した。
正月明けということを口実にして
長尾峠展望台〜丸岳(1156m)〜乙女峠〜元に戻る
と比較的短くてやさしい道を歩いてみることにした。凡そ片道1時間10分ほどの道程である。
  長尾峠展望台からハイキングコースの入り口
長尾峠の展望台に立つと富士山が大きく裾を広げて横たわっていた。その裾野辺りはくっきりと見えた。ところがあいにくと富士山の山頂は雲がかかっていた。

いつもそうであるが,南風の場合,駿河湾の湿った空気が風で運ばれてきて、なかなか富士山の全貌を見るのは難しい。とにもかくにも眺望を期待しつつ,歩き始めた。

登山道の入り口のログ造りのゲートが出迎えてくれる。
歩道の両側は熊笹に覆われた道である。
霜柱が解けて道は、ぬかるんでいる。程なく右手に芦ノ湖、仙石原の眺望が目に飛び込んでくる。まるで箱庭を覗いているような感じである。

箱根の外輪山はいろいろ歩いているが、このコースは眺望が素晴らしい。

手前にゴルフ場が広がっている。仙石原にある4つのゴルフ場が大変なスペースを占有している。冬場でありあまりプレーしている人はいないようである。

仙石原と明神岳

仙石原の背後に外輪山,明神、明星岳が見える。さらに真鶴半島、相模湾、等々である。




途中に富士見展望台がある。富士山を覆っていた雲が流れて頂上が顔を出している。
「丸岳に行けばくっきりと見えるかもーー」
期待感にせき立てられるようにして道を急いだが、山頂の展望台に着いた時は状況は悪くなっていた。




                   丸岳山頂目前

山頂で同じような夫婦連れに出会った。何でも月に2〜3回金時山に登っているそうである。今回は仙石原(金時神社)に車を止め、矢倉沢〜金時山〜乙女峠〜丸岳と歩いてきたそうである。
「ここの眺めが一番いいですね。360度の展望ができますから。」

話しを聞いていると,乙女峠までの道は相当ぬかるんでいるようである。その上、富士山の眺望もいまいちの感じであり、元に戻ることにした。
それにしても風もなく、気温も高いようで実に気持がよかった。前日、インターネットで仙石原の気温を調べたが2℃程度であり、相当寒いものと覚悟して出かけてきたが幸いであった。


             コース途中の富士見展望台からの富士山


今回は冬場であったが、また、新緑の頃に来て見ると全く違った感じがするに違いない。帰りは長尾峠展望台から芦ノ湖スカイラインをドライブした。このスカイラインには眺望を愉しむスポットが沢山ある。富士山、愛鷹山、駿河湾、伊豆半島、箱根全山、そして芦ノ湖などである。

                          (箱根・丸岳    完)
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